ZEN大学/ZEN University

令和七年度
ZEN大学入学式

第一期生の皆さん
ご入学おめでとうございます

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令和七年度
ZEN大学入学式

2025. 4.9 Wed.13:00

令和七年度の入学式を、
4月9日(水)に麻布台ヒルズ 森JPタワーで
執り行い、オンラインでその模様を中継しました。

式次第

  1. 一、開式の辞
  2. 一、学長式辞
  3. 一、新入生宣誓
  4. 一、教職員紹介
  5. 一、校歌斉唱
  6. 一、閉式の辞
  • 開式の辞

    学校法人日本財団ドワンゴ学園
    理事長

    山中 伸一

  • 学長式辞

    ZEN大学 学長

    若山 正人

  • 祝辞

    デザイナー

    コシノジュンコ

本年4月1日にZEN大学が開学し、本日第1回入学式を迎えることとなりました。
ZEN大学は日本で、そして世界で最も革新的な大学となることをお誓いし、その目標に向け、学生の皆さん、教員の皆さん、職員の皆さんが一体となって取り組むことができるよう力を尽くすことをお誓いし、開式の言葉といたします。
これより、令和七年度ZEN大学入学式を挙行いたします。

新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。ご家族の皆様、この日を迎えられましたこと、お慶び申し上げます。
インターネットの普及とAI技術の急速な進歩を背景に超情報化時代を迎えた今日、オンライン学修のみで卒業できるZEN大学はエポックメーキングな存在たりうると考えています。学長として、ZEN大学の第一歩を、皆様と共に踏み出すことができる喜びを胸にする本日です。大学での学修の究極の目標は、自らが望む専門分野の学びを通した生涯学び続ける力の涵養です。そうした力を備えていることの証が学歴です。
開学に向け本学では、学生の皆さんをアクティブラーナーとする環境を整えてきました。教員に加え、皆さん自らが設計して学んでいくための体系的支援を担う専任メンターを組織し、また、オンラインでは不足する対面活動を積極的に補うための多様な機会を創出し、かつ支援の枠組みを順次整備してきました。アクティブラーナーにとって、困難への遭遇は避けられません。しなやかな心を持ち、社会とのつながりも意識におき、失敗を恐れず新しいことに挑戦してください。
学びにおいては、思考の幹となる専門的知識の獲得に務めると共に、複眼的な思考ができる広い視野の獲得を心がけてください。それらは、皆さんが壁にぶつかった時にも、突破のためのヒントを与えてくれるでしょう。広がりは理解を浅くするものではなく、むしろ理解を深めます。1メートルの深さの穴を掘る際、限られた狭い範囲内で掘るよりも、限定しない方が、掘り出す土の量は増えますが、楽ですね。また、クイズ王を目指すのでなければ、記憶力よりも、持っている知識の運用能力こそが重要だということを忘れずいてください。
最後になりますが、正しい疑いの目を養ってください。何も、皆さんの人柄を悪くしようというのではありません。真理を探究する科学者のような態度が大切です。例えば、AIはもっともらしい回答をくれます。しかし、どうしてそう判断したのかは不明です。そのため、AIの回答を鵜呑みにすることなく、疑いをもち検証する必要が生まれます。
皆さんが卒業される頃、時代は予想以上に進んでいることでしょう。本学での4年間の学修が、皆さんの夢の実現と、豊かで充実した将来に繋がることを期待し、私の式辞とさせて頂きます。

2025年4月9日
(5の二乗、2の二乗、3の二乗と、最初の3つの素数から成り立ち、 Hop Step Jump を示しているような勢いのある日です。)

オンラインによる新しい教育という、この時代にふさわしいZEN大学において、この度、アカデミックガウンを作らせていただきました。こういったことは、世界にも稀に見ることだと思います。素晴らしい教育が、これから未来に羽ばたいていってください。
この度はおめでとうございます。

新入生宣誓

  • 川手 知拓 さん

  • 山下 瑞季 さん

  • 天野 ひろ香 さん

春の日差しが降り注ぐ今日、私たちはZEN大学第一期生として、新たな学びの扉を開く瞬間に立ち会っています。この記念すべき入学式を挙行してくださった教職員の皆様に感謝申し上げます。デジタル技術が進化する時代に、私たちはオンラインの可能性を活かし、国や地域を超えた学びに挑戦します。
私はZEN大学で、数理科学の学修に尽力したいと思います。元々化学の道を志していた私は、細矢治夫先生のグラフ理論や理化学研究所のホモロジー代数による研究に衝撃を受け、学際的研究への関心が深まりました。数学は世界の根幹を支える知の体系であり、その探究で思考を研ぎ澄ませたいと考えています。そのために、オンラインを活かした「数学の学修会」を創出して仲間とのコミュニティを築くなど、専門性と多様な視点を吸収しながら可能性を切り拓いていきたいと思います。

私はZEN大学で、多角的な視点の獲得と実践的スキルの修得に取り組みたいと思います。私自身、これまでタレントとして活動する中で、クリエイターとして活躍する同世代の友人たちに刺激を受け、創作する側になりたいという思いが強くなりました。幼い頃から親しんできた2次元コンテンツへの愛を原動力に、イラストやプログラミングなどの実践スキルを磨くことによって日々進化する技術に対応できる創造的なアプローチを身につけ、表現者として新たな可能性を広げたいと思います。

私はZEN大学での学びを通じて、社会課題の解決に挑戦します。特に関心があるのは、少子高齢化が進む第一次産業や人手不足に悩む現場です。XR技術を活用した自動化や遠隔操作システムの開発により、これらの課題に取り組みたいと考えています。実際に働く方々に寄り添い、課題を丁寧にヒアリングしながら具体的な解決策を探求します。「体験学習で農業の魅力発見」などの地域・企業連携プログラムに参加し、効率化と同時に仕事の魅力を広められる人材になりたいと思います。
本日、私たちはZEN大学の歴史の第一歩に立ち会いました。この革新的な学びの場は、教育格差の解消と実践的知識の獲得を通じて、私たち一人ひとりの可能性を広げます。多様な背景を持つ仲間との出会いはかけがえのない財産です。私たち第一期生は、この新しい知識共創の場で、未来を切り拓く一歩を踏み出すことを宣誓します。

INTERVIEW

ZEN大学の一期生となる新入生に、
学生生活での目標を聞いてみました。

ユウさん

金融系の資格取得に力を入れたい

山下 瑞季さん

隙間時間でクリエイティブなスキルを身に付けたい

たけるさん

イベントの企画・運営に必要な知識を学びたい

佐伯 澪さん

ITのプロとして地域貢献がしたい

藤井 健佑さん

エンタメ格差を解消するためのノウハウや人脈を求めて

前田 愛来さん

刺激を受けながらやりたいことを見つけたい

天野 ひろ香さん

海外を含むさまざまな地域の人たちと交流したい

川手 知拓さん

ZEN大学にしかない数理科学のカリキュラムを学びたい

H.R.さん

興味がある文学や日本史を学びたい

山本さん

AIプログラマーになりたい

オンラインの大学なので、どこからでも授業を受けられるところが魅力でした。通学する必要がないので、その時間を活用して資格取得のための勉強に力を入れたいです。将来は金融機関で働きたいと思っていて、ファイナンシャルプランナーや簿記などの資格取得を目指しています。学生生活で楽しみにしていることは文化祭。クラスのみんなで参加したいです。サークルは情報系を検討中。充実した4年間を過ごしたいです。

クリエイティブな知識を専門的に学び、手に職をつけて社会で役立つ人材になりたいと思い、進学しました。芸能活動も行っているため、グラビアやコメンテーター、ドラマ出演などの仕事のかたわら、隙間時間で学習できるオンデマンド授業が魅力です。メイク時間やオフの日に授業を受けようと思っています。芸能の仕事をいつまで続けるかは分からないので、いつでも何かを始められるように、イラストレーターや3Dモデラー、VFX(ビジュアルエフェクト)などのクリエイティブ技術を身に付けておきたいです。また、課外活動で視野を広げたり地域貢献に携わったりもしたいですね。一期生として、まだ何もない未開拓の地を、仲間と一緒に耕していけるのが楽しみです。

将来、ゲーム関連のイベントの企画や運営に携わりたいと考えています。他の大学に通っていましたが、自分のやりたいことや新しいことに挑戦するために、ZEN大学で学ぼうと決意。イベント運営に必要なマネジメントやプロデュースについて勉強したいと考えています。課題解決型プログラムなどにも参加し、自分がどういうイベントをどんな人に向けて創っていきたいのかを見つけながら、4年間のうちに何かひとつ達成できたらいいなと思っています。通信制大学への進学に不安を感じることもあったと思いますが、親からは背中を押してもらえてホッとしています。

私は資金面の問題で大学進学が叶わず就職しましたが、ずっと高等教育を受けたいと思っていました。ZEN大学は、少ない学費で質の高い教育を受けられる上に、教職員の方々が学生の想いに寄り添い、教育の本質を捉えて運営されていることを感じ取れたので、ここしかないと入学しました。将来はITのプロフェッショナルとして地域に貢献したいと考えています。デジタルの力で地域を活性化しながら、女性が活躍できる社会を自分自身が表現していきたいと思います。その根底には、地方の出身として感じてきた不便や不平等があります。場所を問わず勉強や交流ができるZEN大学でなら、いろいろなことに挑戦して夢を叶えられると信じています。

在学中は東京で暮らしながら、エンターテインメント企業でのインターンシップやオンラインを通じた人脈作りに力を入れたいです。卒業後、培ったノウハウやスキル、ネットワークを使って、地元の秋田県で以前から携わっているイベント運営を盛り上げ、それをモデルに全国のエンタメにおける地方格差を解消していきたいと考えているからです。幅広いエンタメを扱うニコニコ超会議はその理想であり、超会議内で開催する磁石祭ZEROの運営メンバーとして入学前から活動しています。幅広い世代のメンバーと企画を進める中で、ミーティングの準備や外部の方との接し方など、社会人学生から学ぶことがとても多く、それもZEN大学の魅力のひとつだと感じています。

ZEN大学で自分の強みとなるスキルを身に付け、やりたい仕事を見つけたいと考えています。大学を選ぶ際、4年間も在籍する学部を最初に決めてしまうことをプレッシャーに感じていました。特に、地方在住で県外に進学する場合は費用もかかるので、より慎重に。自宅で手軽に始められるZEN大学ならその心配がありません。興味のあることに挑戦する中で極めたいことが見つかったら、それに向かって頑張ることができる環境が魅力的でした。課外プログラムや留学制度も充実しているので、いろいろな場所や出会う人々から刺激をもらうこともできると思います。4年間でやりたいことを探しながら、目標を持って働ける大人になりたいです。

ZEN大学を選んだ理由は、住む場所や年齢など多様な背景を持った方と繋がれることを魅力に感じたからです。日本財団と連携したプログラムに参加し、海外を含むさまざまな地域の方との交流や意見交換をすることが楽しみです。3D技術を使った映像制作やXR技術に興味があり、その技術を活用して自動化や遠隔操作などを取り入れ、地域の役に立てるような仕事に就きたいと考えています。特に、少子高齢化や食糧危機といった生活に身近な課題に、もっと多くの若者が取り組めるようなシステムや環境を創っていきたいです。これまでの勉強は知識を入れたら終わりでしたが、自分が培った知識を人のために役立てられるような活動をして、成長していきたいと思います。

ZEN大学の数理科学のカリキュラムに惹かれて入学を決めました。数学の標準的なカリキュラムや、海外の教授から英語で受ける高度な講義などが用意されていて、大学が発展を支援する数学理論「宇宙際タイヒミュラー理論(IUT理論)」への入門科目は4つもあります。研究者を目指しているので、4年次にはゼミに入って研究にも挑戦できればと期待しつつ、卒業後は大学院に進学したいと考えています。また、入学前から数学の勉強サークルを立ち上げ、Slackでもチャンネルを作っています。3,000人以上の学生がいますし、自分のペースで仲間を見つけていけそうです。

1年次からキャリアアドバイザーがつくことが心強く、進学の決め手となりました。通信制の大学は、就職活動を一人で行う不安がありましたが、ZEN大学は入学直後から親身になって相談に乗ってもらえるということなので、早くから就職に向けて見通しが立てられるのではと期待しています。興味のある文学や日本史について深く学びながら、自分を伸ばしていけるカリキュラムにどんどん挑戦していきたいです。楽しみにしているのは、ニコニコ超会議での文化祭。オンラインでの交流が盛んなので、コミュニケーション力を上げてオンライン上での友だちもたくさん作りたいです。

ZEN大学を選んだ理由は2つあり、1つ目は理系と文系両方の科目を選べることです。他の大学と違い、AIから心理学、経済学、IT産業史まで幅広く学べることが魅力でした。2つ目は、持病を持っていて遠方への通学が難しいため、ZEN大学なら自宅で受講でき、アルバイトをしながらでも勉強できる時間的余裕が生まれることです。将来はAIプログラマーになって、AIエンジニア業界で上を目指していきたいです。

PHOTO ALBUM

当日の会場の様子を収めた写真を公開しております。
ぜひご覧ください。