PROJECT

日本財団HUMAI研究プロジェクト

概要

日本財団HUMAI研究プロジェクトでは、AIを活用した人文社会領域の最前線の研究を推進しています。

MESSAGE

宇野毅明さんの写真

研究代表者

宇野毅明

Uno Takeaki

1998年東京工業大学(現:東京科学大学)総合理工学研究科博士課程にて博士(理学)を取得。 東京工業大学経営工学専攻助手、国立情報学研究所助教授を経て現職。 専門はアルゴリズムの理論と応用。特に離散アルゴリズム、列挙アルゴリズム、計算量理論、組合せ最適化など。 データマイニング・データ解析・ゲノム情報学ではクラスタリングや類似性などの基礎計算を大規模データで高速に行う手法を研究。 近年は、総合知に基づく文理融合研究を推進。10年文部科学大臣表彰 科学技術部門 若手科学者賞受賞。

ChatGPTをはじめとする大規模言語モデルの登場で、人類ははじめて「意味」を機械的に扱えるようになってきました。先端研究のレベルにはまだまだおよびませんが、人間がとても読めないような大量の資料を読む、客観性と再現性を持つ、言語モデルの中を見ることで言葉では表現できない微妙な差を見る、といったことが可能になりました。単に研究を加速するツールではなく、今までは視点、考え方、方法論が異なる方向性で人間や社会の本質に迫る、新しい人文学研究を行えるようになるのです。
これからどのような研究が生まれてくるのか、学問はどう変わっていくかはわかりません。しかし、そこには様々な大きな可能性があります。みなさんもぜひ一緒に、様々な分野の研究者と未来を議論し、その可能性を探究していきましょう。