MEMBERS
所長
加藤 文元加藤文元教授は1997年1月に京都大学で博士(理学)を取得し、九州大学助手、京都大学准教授、熊本大学教授、東京工業大学教授を歴任してきました。専門は代数幾何学および数論幾何学、特にリジッド幾何学(非アルキメデス的幾何学)で、長年に渡りその基礎付けの仕事に携わってきました。加藤教授はリジッド幾何学について日本語と英語の両方で専門書を出版していますが、数学史や数学者の思想・生涯、さらには数学の考え方などを題材とした一般の読者向けの数学の啓蒙書も多数出版しています。加藤教授の趣味はピアノと合唱で、京大の学生時代にはプロの指揮者に師事して斎藤流の指揮法を学んでいたほどの音楽好きです。
副所長
イヴァン・フェセンコ6カ国で活躍した数学者イヴァン・フェセンコ教授は、ロシア高校数学オリンピックの優勝者であり、サンクトペテルブルク数学協会賞やその他の国際数学賞を受賞しました。サンクトペテルブルク大学(ロシア)、ノッティンガム大学(英国)、ウォーリック大学(英国)、清華大学(中国)で教授を歴任し、現在は中国の西湖大学(中国)の特聘教授でもあります。専門は現代数論から代数的K理論、無限群論、高次調和解析と積分、高次ゼータ積分とその応用、類体論理論の一般化、パンデミック・モデリングまで広範囲に及びます。これまでに65人の博士課程の学生やポスドクと共同研究を行ってきました。そのうちの一人、コーシャー・ビルカーは2018年のフィールズ・メダリストです。さらに、彼は40以上の国際ワークショップの共同開催にも関わってきました。
事務スタッフ
高木 章子
テクニカルスタッフ
瀬下 大輔テクニカルスタッフ
中澤 俊彦