日本財団とドワンゴの
連携
公益財団法人日本財団と株式会社ドワンゴが提携して創るZEN大学は、これまでにないタイプのオンライン大学です。日本最大級の生徒数を誇るN高等学校・S高等学校でのオンライン教育の実績を持つドワンゴと、若者支援における実績を持つ日本財団が提携し、それぞれの強みを生かした大学の開学を目指しています。
目指すのは、オンライン教育にとどまらない、
多様性のある「オンラインコミュニティー」
人間力育成の大切な時期に、
国内外の現場で
自分の価値に気付ける体験を
学校法人角川ドワンゴ学園理事
川上 量生
Kawakami Nobuo1968年、愛媛県生まれ。京都大学工学部卒業。97年に株式会社ドワンゴを設立。2016年に学校法人角川ドワンゴ学園にてN高等学校を立ち上げ、生徒数日本一に導く。
公益財団法人日本財団専務理事
笹川 順平
Sasakawa Junpei1975年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、三菱商事株式会社に入社。2005年にハーバード大学院を修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。2017年より公益財団法人日本財団専務理事。3児の父。
川上
教育環境には「収入」「居住地域」「性別」などの格差が存在します。これらを解消し全ての人に必要な高等教育を届けるには、時間や場所の制約がないオンライン大学が必要です。
笹川
情報が溢れる現代では、受け身の判断になりがち。そのため、ZEN大学では道徳的判断力をさまざまな角度から養っていきたいですね。日本財団が社会貢献を軸にした体験を大切にしている理由は、誰かの役に立ち感謝され、初めて相手の立場に立って考えられるようになるためです。
川上
N/S高でも「人生を変える出会い」をテーマにさまざまな体験の場を用意してきましたが、海外や多様な機関とのパイプを持つ日本財団と一緒に取り組むことで、その舞台を広げることができると期待しています。
笹川
18歳から21歳というのは人間力育成の大切な時期。海外へ行くチャンスや、国内の社会課題を抱える現場で自分の価値に気付けるような体験を提供したいですね。
一流に学び、現場で試すZEN大学にしか提供できない機会
笹川
社会との接点を在学中に持てることが大事だと考えます。これまでに、国内における子どもの貧困問題の解決やウクライナ避難民の受け入れなど、数々の社会課題の解決に取り組んできた日本財団なら、国内外でさまざまな体験を設けることができます。
川上
ZEN大学ではオンデマンド授業として動画総数12,000本以上を予定し、その道の第一人者を迎えたプログラムや研究も多数提供します。普通はなかなか出会うことのできない、一流の専門家や実践家と出会えるのがZEN大学ですね。
笹川
また、日本財団にはソーシャルアントレプレナー支援として、シリコンバレー視察や資金援助の実績があります。ドワンゴと一緒にビジネスパートナーを探すことも可能ですので、失敗を恐れず在学中からビジネスにも挑戦してほしいですね。
川上
選択肢はたくさん用意しますが、選ぶのは学生。ZEN大学はその決断を最大限にサポートします。社会には“先生”はいません。自分の意志で行動できる人材を輩出したいです。
笹川
地に足の着いた人間力を土台に、それぞれの思考やスキルを積み上げて自立した人材が増えることは、社会にとってもプラスですよね。
川上
目指すのは、オンライン教育にとどまらない、多様性のある「オンラインコミュニティー」。社会の縮図ともいえる場で、さまざまなスキルや境遇を持つ仲間を作って社会に出て行けるというのは、一生涯の強みになるはずです。
日本財団の取り組み
社会貢献を軸にした現場体験
子どもの第三の居場所を全国200ヵ所に設置
ウクライナ避難民支援ボランティアでの学びを
ドワンゴの取り組み
生徒数日本最大級のN/S高を設立
2万8千人以上が学ぶネットの高校
ネットとリアルで一流の学びを