AIをより身近に、
最適に使えるスキルを磨く
第二松尾研
日本が誇るAI研究の第一人者、東京大学の松尾豊教授と連携した新しいコンセプトの研究室もZEN大学に生まれます。AIで劇的に物事が変わっていく現在、AIをただ学ぶだけでは足りません。実際の「武器」としてAIを使うことを目的としていきます。
※ZEN大学の教員と連携し、松尾研究室のAI教育の仕組みや思想を踏襲した新たな研究室を立ち上げます。東京大学松尾研究室とは異なります。
ZEN大学特別招聘教授
松尾豊
Matsuo Yutaka東京大学大学院工学系研究科教授。人工知能学者。研究テーマは、人工知能、深層学習(ディープラーニング)、ウェブ・ビッグデータ。一般社団法人日本ディープラーニング協会理事長を務める。2021年より、新しい資本主義実現会議有識者構成員。主な著書に『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』(KADOKAWA)など。
深層学習について理論から応用まで学べる
「ディープラーニング1〜3」
「ディープラーニング1~3」は、東京大学の松尾研究室が公開しているディープラーニング(深層学習)の講義をZEN大学生向けにブラッシュアップした授業です。ZEN大学の学生であれば誰でも受講可能です。現代のAI技術において中心的な役割を果たしている深層学習について、理論から応用まで、その道の第一人者から学ぶことができます。
変化に満ちたAI時代に必要なスキルを備える
よく「AI時代に人間はどう生きればいいか?」という質問を受けます。ですが、この問いに答えることはとても難しい。AI技術の進展が早過ぎるのです。例えば、2022年11月30日に公開された対話するAI「ChatGPT」。わずか2、3ヵ月で世界中が大きなインパクトを受けました。このように驚くほど早く進展するAIを前提にすると、大学1年生に「こう生きたらいい」と何か具体的にアドバイスをすることは、ほとんどできません。彼ら彼女らが社会に出るまでにかかる4年という時間軸と、わずか3ヵ月足らずで世界を変えてしまうAIの時間軸との間には大きなズレがあります。AI時代の4年後、世の中がどのようになっているか。その答えを今、見つけることはできないのです。
つまり「世の中がこう変わるから先回りして自分はこうなっておこう、という生き方はもう無理だ」ということ。人間はAIの進展の先回りはできません。AI時代の人間は、基本的に変化する方向に自分を寄せていくことしかできないのです。だからこそ心がけるべきなのは、変化に対して常に得をする側に身を置いておくこと、反射的に身を処していくこと。それらが求められるわけです。
東京大学の松尾研究室では主に企業が持つ大量のデータ、ディープラーニングと、時代を先駆ける研究に挑んでいます。一方のZEN大学の第二松尾研では、「AIをより身近に、最適に使えるスキルを磨く」ことをテーマにしたいと考えています。
AIの学習とは「高度な機械学習や設計をすること」だけではありません。さまざまな場面でAIが常識となった時代では「AI技術を使えるようになること」も、大きな学習テーマです。AIを最適に使いこなす人が、創造的なビジネスができる人材になっていくのです。私は、2つの松尾研究室を通して、最先端の研究・技術の他、人文系の知識・素養も備えた次世代の学生を育てていきたいと考えています。
AIの分野は、本当にチャンスに満ちていますし、何よりエキサイティングです。だからこそ、若い人たちにはAIに触れてほしい、学んでほしい。これからAI技術はさらに進化し、さまざまな分野と掛け合わさって劇的に物事が変化していきます。AIを武器にすることで、成長していけるタイミングが、今なのです。さあ、私と一緒にAIを研究し、変化を起こす側に回りましょう。そのために必要な知識と技術は十分に身に付けられるようにしていきます。