ZEN大学では2025年6月18日から22日の5日間、地域・企業連携プログラムの一環として、長野県・山ノ内町の「FARMERs STYLE」および同・小布施町の一般財団法人日本笑顔プロジェクトと連携し、「災害に強い人材を育てる!農業×重機の実践プログラム」を実施しました。プログラムには、全国各地から学生10名が参加。有事に備え、命を守るスキルを身に付けることを目的とした5日間で、農業体験、防災スキルの習得、文化体験など、多角的な学びを深めました。
りんごの間引き作業を体験し一次産業を理解
プログラムの前半では、志賀高原のお膝元、山ノ内町のFARMERs STYLEの協力のもと、りんごの成長を促すための「間引き」作業を体験しました。真夏の日差しの下、学生たちは「暑い!」と声を上げつつも、休憩を取りながら真剣に作業に取り組みました。初対面同士ながら、自然にコミュニケーションを取り合い、会話を楽しみながら手を動かす姿が印象的でした。農作業の大変さを肌で感じることで、一次産業への理解も深まりました。

善光寺を散策し伝統文化に触れる
3日目には善光寺を訪れ、日本の伝統文化に触れる時間を過ごしました。学生たちは常香炉の煙を浴びたり、本堂内を静かに見学したり、おみくじの結果を見せ合いながら一喜一憂したりするなど、和やかな空気に包まれました。自由行動ではグループに分かれて参道を散策し、アイスを食べながらアニメ談義に花を咲かせる学生たちも。親睦が一層深まる機会となりました。

災害に備え重機の操作を学ぶ
後半の2日間は、防災拠点である長野県小布施町の防災パーク「nuovo」での実地研修です。学生たちは日本笑顔プロジェクトのインストラクターから、重機の基本操作や応急処置、火の扱い方など、災害時に役立つ技術を学びました。4人ずつ交代で重機を操作し、穴を掘る・土をならすといった動作を実際に体験。「東京で災害が起きたときの備えとして操作を学びたかった」「人の役に立ちたい」といった声も聞かれ、災害への意識と行動力が育まれました。

学生たちにとって、自然や地域、人とのつながりの中で学ぶこの5日間は、協働や実践を通じて自らの力を試すかけがえのない経験となりました。今後もZEN大学は、社会課題に向き合い、企業や地域とともに学びを創る取り組みを続けていきます。
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