2024年10月22日(ZEN大学設置認可申請中)に、N/S高新聞実行委員による、ZEN大学を特集した「N/S高新聞 保護者通信版 号外」が発行されました。N高グループの在校生や希望者にお届けする保護者通信とともにお届けしています。
その中から、実行委員のココピさんによる、安藤昭子客員教授へのインタビューをご紹介します。
安藤先生は、ZEN大学で「世界が変わる編集力」を担当される予定です。一体どのような授業なのか、編集力とは何なのか、伺ってみました。
——授業名の中に「編集力」という言葉がありますが、この講座は書籍や動画の編集に役立つものなのでしょうか。
もっとうんと広いものですね。一言で表すと、情報を取り扱う営みすべてを指します。
——すべて⁉︎ 情報といえば、デジタルデータが思い浮かびますが……。
今私がこのように話している内容も情報です。私たち生き物は情報を取り扱いながら考えたり、言葉を発したり、行動をしたりするでしょう? それらはすべて、編集です。
——「編集」は思ったより身近なものですね。では、その「編集力」について学ぶとどのような成長が見込めますか?
編集力を学び、鍛えることで、私たちが情報を取り扱う力を底上げしていくことができます。数学を勉強したり、英語を勉強したり、社会人になると経理を勉強したり、マーケティングを勉強したりしますが、それらを学ぶ力が格段に上がるはずです。
——それ絶対、すべてのZEN大生が受講した方がいい授業じゃないですか。
そうですね。基本的にZEN大学の学生が身につけるべき力の一つとして編集力を捉えていただいています。
——カリキュラムの前提となっているのは安藤先生の著書『才能をひらく編集工学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン, 2020)だと伺いました。「ZEN大学の授業」ならではの特徴はありますか?
授業では豊富なオリジナルのお題を用意しています。書籍では得られない臨場感が味わえると思います。結局、編集力っていうのは、知識じゃだめなんですね。自分の中で体感しないと、わからないものなんです。
——なるほど。では最後に、学生へ向けてコメントをお願いします。
この授業を受ける人は、ぜひ自分で手を動かしながらお題に取り組んてみてほしい。適当にやったつことにして通り過ぎてしまうと、同じ時間を使ってもほとんど身につきません。それではもったいない。この授業では、手を動かしたもの勝ちだと思ってください。たとえすぐには効果が実感できなくても、この先の学びを必ず助けてくれます。
——ありがとうございます。編集工学の授業に、更に興味が湧きました!
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安藤昭子客員教授プロフィール
編集工学研究所・代表取締役社長。
新卒で編集者になり、その後、イシス編集学校で学び編集工学研究所に入社。
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安藤客員教授の授業は「シラバス」よりご覧ください。