ZEN大学では2025年11月1日(土)〜11月7日(金)の7日間、マレーシアでのフィールドワーク研修を実施しました。現地では、植林活動に参加したり、環境保全に取り組む現地の団体や企業と交流したりしながら、「持続可能な社会」について探求を深めました。
今回は、プログラムに参加した野田蒼司さんのレポートをご紹介します。
現場を肌で感じることが、視野を広げる一歩になると期待
私がこのプログラムに参加した理由は、高校で「持続可能な社会」について学んだ際に、知識だけでは実感を伴えないと感じた経験があるからです。現在、個別分散型水循環システムの社会実装をテーマに学んでいますが、制度的・文化的な壁の大きさを痛感しています。だからこそ、実際に環境保全の最前線で活動する人々と出会い、現場を肌で感じることが、自分の視野を広げる大きな一歩になると考え、参加を決めました。
「伝えたい」というパッションを示すことで意思疎通を円滑に
今回のプログラムで最も苦労したのは、原住民の方々や現地の大学生、店の人たちとの外国語でのコミュニケーションです。私は英語力が高いわけではなく、マレー語やイバン語も全く話せないため、最初は意思疎通に大きな不安がありました。そこで意識したのは、言語の不足を補う「パッション」を前面に出すことです。積極的に身振り手振りを交えたり、相手に興味を示しながら会話を試みたりすることで、思っていた以上に円滑にコミュニケーションを取ることができました。この経験から、言語力以上に大切なのは「相手に伝えたい」という姿勢であり、強い気持ちがあれば言語の壁を超えられることを実感しました。
対照的な立場を経験して学んだ多面的に考える必要性
今回のマレーシアフィールドワーク研修で得た学びは、物事を一面的に捉えるのではなく、多面的に理解することの重要性です。植林活動に参加し、現地で植林に携わる人々の姿を間近に見る中で、環境保全の意義や作業の大変さを知ることができました。一方、アブラヤシのプランテーションを見学した際には、環境問題の「悪」とされがちなアブラヤシが、実は私たちの暮らしを支える重要な資源であり、多くの人々の生活にも深く関わっていることを理解しました。このように対照的な現場に触れたことで、環境問題を含むあらゆる課題は、一方的な価値観だけで判断するのではなく、多様な立場にたち、多面的に考えていく必要性があると強く感じました。
自身のテーマ「水資源」と関連づけ環境に関する発信・行動を続けたい
今回のフィールドワークでの体験や学びを、動画やレポート、SNS等を活用して発信していきたいと考えています。また、同じように環境に関心を持つ学生や地域の方々と対話の場を設け、学びの共有や行動に繋げていきたいです。特に、自分が取り組んでいる水資源の課題と結びつけて、「身近な暮らしと環境」がどのように繋がっているのかを伝えていきたいと思います。小さな気づきの積み重ねが、やがて大きな社会の変化に繋がると信じて、行動し続けていきたいです。
