NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が主催するコンテスト事業「NEDO懸賞金活用型プログラム/ 量子コンピュータを用いた 社会問題ソリューション開発」において、「ZEN大学 物理同好会」の提案が採択されました。当コンテストは、技術課題や社会課題の解決に資する多様なシーズ・解決策を募る「NEDO懸賞金活用型プログラム」の一つとして実施されたもので、量子コンピュータ分野では初の公的機関による懸賞金事業です。
コンテストには114件の申請があり、ZEN大学 物理同好会は「量子もつれマッチングアプリによる幸福度の向上」に関する提案を行い、スクリーニング採択者として選出されました。スクリーニング採択者は、NEDOが提供する無償の研究開発環境の利用を認められ、2026年6月までの研究開発を経て成果物を提出します。最終審査の末、2026年10月上旬までに表彰式が行われる予定です。
◆「NEDO」について
エネルギー・地球環境問題の解決や日本の産業技術力の強化のため、委託事業や補助金などにより技術開発を支援する政府の機関。
詳しくはこちら:https://www.nedo.go.jp/
◆「NEDO懸賞金活用型プログラム」について
技術課題や社会課題の解決に資する多様なシーズ・解決策をコンテスト形式による懸賞金型の研究開発方式を通じて募り、将来の社会課題解決や新産業創出につながるシーズをいち早く発掘することで、共同研究等の機会創出、シーズの実用化、事業化の促進をねらって実施されます。懸賞金課題の一つである「量子コンピュータを用いた社会問題ソリューション開発」では、将来利用可能となる次世代型量子コンピュータを用いた社会課題解決に取り組みます。
詳しくはこちら:https://qc-challenge.nedo.go.jp/
【物理同好会共同顧問 池田達彦准教授・作道直幸准教授コメント】
スクリーニング採択者リストには、有名企業や量子コンピュータ業界の有力スタートアップ企業も散見され、我々がここに並べるとは正直期待以上の結果です。我々2名が立ち上げたサークルが、開学一年目から成果を出せたことは大きな自信となりました。ZEN大学一期生たちと共に、これから来年6月までプロダクト開発を進めていきます。
【学生コメント】
「ZEN大学一期生として、また物理部初の取り組みでチーム一丸となって応募し、採択いただけたことをとても嬉しく思います。これからの一年間、仲間と共にものづくりに取り組めることを楽しみにしています」
「ご採択いただけてとても嬉しい思いです。この貴重な機会をチームと共に最大限に活かし、最後まで走り抜きたいと思います。このチャレンジを通じて様々な経験と学びを積み重ね、自分自身を成長させていきたいです」
「短い準備期間ではありましたが、充実した議論を重ねた結果、採択の手応えを感じていました。前向きで建設的な議論により案をブラッシュアップできたことは、物理部にとって意義ある一歩です。今後は受賞を視野に入れつつ、社会実装を見据えて活動を進めます」
「このたびは選んでいただき、本当にありがとうございます。物理は全くの初挑戦で不安もありますが、ZEN大学の一期生として、こうした挑戦のチャンスをいただけたことをとても嬉しく思っています。
まだまだ知識も経験もこれからですが、だからこそ得られる学びや気づきを大切に、仲間と共に一歩ずつ進んでいきたいです。この一年を通して、自分自身も成長できるよう精一杯がんばります。どうぞよろしくお願いします!」



