2025年11月10日、ピクシブ株式会社の東京オフィスで、学生がピクシブとの企業連携プログラム「手作りサーバー体験会」に参加しました。このプログラムは、普段何気なく使っているWebサービスの裏側にある「サーバー」を、実際に自分の手で組み立てて動かすまでを体験できる実践型のワークショップです。
なお、ピクシブとは、この「手作りサーバー体験会」をはじめとする提携プログラムに加え、pixiv×ZEN大学の提携でクリエイティブ科目群を20科目開講しています。
pixiv提携科目特設サイト ▶ https://creative.zen.ac.jp/pixiv/
ピクシブの原点「ベニヤサーバー」
ワークショップの冒頭では、講師のインフラエンジニア・西山慶一郎さんから、pixivが創業当時に使っていた「ベニヤサーバー」の話がありました。
急激にサービス利用者が増え、日ごとに負荷が急増したpixiv黎明期。サービス運営の最適化のためにエンジニアたちが自作していたのが、すべてのパーツをベニヤ板に固定した手作りのサーバーでした。
これは、ベニヤ板の上にパソコンの部品を並べて作った手作りサーバーです。膨大なデータをさばくにあたり多数のサーバーを入れ替えしやすくするため、また当時は資金が少なかったこともあり、このような工夫をしていたとのことでした。

▲参考 過去に使われていた実際のベニヤサーバー
ピクシブではクラウドサービスとオンプレミス(自社サーバー)を併用していますが、現代はクラウドサーバーの利用が主流となり、物理サーバーを組み立てる機会はエンジニアでもまれです。しかし、サーバーづくりの過程で発生する様々なトラブルの対応や、これによって垣間見えるコンピュータの仕組みはエンジニアの業務知識の基礎となるものです。
このプログラムを通して、学生たちはコンピュータの知識を培うとともに、エンジニアの業務の基礎を体験していきます。
サーバーの組み立てに挑戦
学生たちはグループに分かれて、実際にサーバーを組み立てました。CPU、メモリ、マザーボードなどの部品を一つずつ取り付けていく作業は、まるでプラモデルを作るような感覚です。
組み立てが終わったら、LinuxというOSをインストールし、nginxというソフトウェアを使ってWebサーバーとして動かしました。たびたび発生する問題に対応し、サーバーが実際に動いた瞬間は感動のひとことです。
【業界裏話】サーバー、サービスを提供する責任
プログラムの最後に、サーバーを安全に運用するための大切な話がありました。
「今日作ったサーバーを、そのままインターネットに公開し、ユーザーに提供するのは危険です。セキュリティ対策をしないまま公開することは、家の玄関の鍵を開けっぱなしにしているのと同じです」
多くの情報が溢れる現代のインターネットには、悪意や危険も多く存在しています。利用者を守りながらサーバーを公開するためには、セキュリティ対策、法律への対応等、さらなる学びが必要です。
技術を学ぶということは、それを安全に使う責任も一緒に持つということ。エンジニアとしてのサーバーづくり体験とあわせて、セキュリティの大切さも学びました。

まとめ
今回のイベントを通じて、学生たちは実際に手を動かしながら、Webサービスを支える技術を体験することができました。
pixivとZEN大学の提携プログラムでは、これからも学生の創造力と技術力を育てる取り組みを続けていきます。
pixiv提携科目特設サイト ▶ https://creative.zen.ac.jp/pixiv/


