ZEN大学1年の七島海希です。この度、「国際NGO広報インターンシップ!アフリカの国際会議に関連したサイドイベントの情報発信サポートプログラム」に参加し、ササカワ・アフリカ財団(SAA)へのインターン生として活動させていただきました。
私は「果物王国」と言われる福島県で育ち、東日本大震災を経験しました。
震災後、困難に直面しながらも持続可能な農業に取り組む地域の方々の姿を間近で見てきたことから、アフリカが抱える農業課題・持続可能な農業に関心を持ちました。
また、同じく福島出身の野口英世博士が、アフリカで医療活動に取り組んだ姿に幼い頃から憧れを抱いており、現在は教育を通じて社会課題の解決に貢献する国際協力分野でのキャリアを志しています。
今回のインターンは、実践的な経験を通して、憧れのキャリアで活躍されている方々から直接学ぶことができる貴重な機会だと感じ、応募しました。
プログラムでは、第9回アフリカ開発会議(TICAD9) に向けての広報や資料作成、TICAD9当日はSAAさんのブースで来場者の方向けにお話しをしたり、当日の様子をSNSにて発信しました。
TICAD9にはアフリカから来日された在外スタッフの方もいらっしゃるため、宿泊地から会場までのガイドマップ等が入った資料やSNS用の画像を英語で作成しました。
SAAの方々にアドバイスをいただきながら、伝わりやすい資料になるよう工夫しました。
また、来場者の方や在外スタッフの方とお話しさせていただく際にも英語を活用しました。
これまで英語を話す機会があまりなかったので不安もありましたが、分かりやすく言い換えてくださったり、「質問があればなんでも聞いてね」などと話しかけてくださったことで、自信を持って話すことができました。
より自分の想いを伝えられるよう、今後も英語に力を入れて学んでいきたいです。
SNS発信やブース対応では、SAAの取り組みやアフリカの農業について発信するため、まず自分自身が内容を深く理解する必要があると考え、情報収集に力を入れました。
特にTICAD9当日のブースに立つ際には、来場者の興味や質問の傾向に合わせて説明できるよう、開催期間中の3日間、毎日学びを更新しながら取り組みました。
また、当日に着ていたSAAのポロシャツのポケットがアフリカの布でできており、こうしたところからもアフリカとのつながりを感じながら業務に取り組んでいました。一人ひとり違う模様の布をSAAのスタッフの方がつけてくださり、とても嬉しかったです。
また、業務の合間には、SAAスタッフの方々や在外スタッフの方々とお話しさせていただきました。
在外スタッフの方とは、農業のデジタル化や環境再生型農業についてなど、たくさんお話させていただいたほか、エチオピアのおすすめの食べ物として「インジェラ」(テフと呼ばれる穀物を原料にしたクレープのような食べ物)も教えていただきました。今度私もエチオピアに行って食べてみたいです。
SAAの展示ブースではウガンダのコーヒー豆とカカオが展示されている時間もあり、ウガンダ事務所の所長が「ぜひ食べてみて」と勧めてくださったので、一粒いただきました。ウガンダの農業の取り組みを知り、温かい人柄に触れたことで、今までで一番美味しいコーヒー豆だと感じました。この経験を通し、農業は命や生活をつなぐだけでなく、人の想いや温かさに触れることができる大切なものであると改めて気づきました。

SAAスタッフの方からは、農業に関するお話しに加え、キャリアについてもお聞きすることができました。
お話しさせていただく中で、「まず一歩踏み出してみること」が大切だと学びました。
行動したからこそ気づけることや、新しい出会いもあるとお聞きしたため、やってみたいと思ったことには恐れずに挑戦していきたいと思います。
特にZEN大学には様々なプログラムがあるため、留学や企業連携の機会など、積極的に挑戦していきたいです。
私は今回のインターンを通して、人とのつながりや、挑戦することの重要性について学ぶことができました。
特に、アフリカから来日した在外スタッフの方から「あなたは日本とアフリカ、研究と実践をつなぐ架け橋になれる」と言っていただいたことが心に残っています。
学んだことを活かし、インターネットなどから得た情報だけでなく自分の目でしっかり現場を見て、解決に向けて共に歩んでいくことを大切にしていきたいです。
そして、何事にも恐れず挑戦し、国や地域を超えて人と人とをつなぐ「架け橋」となれるよう、これからも学びを深めていきたいと思います。


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