ZEN大学の特待奨学生はどのような活動をしているのか――「2025年度 特待奨学生支援制度 中間活動報告会」レポート

ZEN大学では2025年12月16日、 特待奨学生が自分の活動について学内に向けて発表する「2025年度 特待奨学生支援制度 中間活動報告会」をオンラインで開催しました。


特待奨学生支援制度は、日本財団の支援を受け、社会的な実績のある学生や研究・活動面で今後の活躍が期待できる学生に提供されるZEN大学独自の奨学金制度です。当日は日本財団の方をお招きし、奨学生によるこれまでの取り組みを共有しました。

世界で多彩に広がる研究・探求テーマ

今回の報告会には21名が登壇し、一人あたり2分の発表を行いました。発表テーマは「テクノロジー」「ソサイエティ」「スポーツ」「アート」「リサーチ」の5分野に分類されましたが、学生ごとに取り組みは多彩で、個性豊かな内容が並びました。

海外を舞台に活動する学生がいるのは、オンライン大学であるZEN大学ならではの特徴です。アイルランドから参加した大橋莉央さんは、アイルランドの大学で医学を学びながら、ZEN大学でも学んでいるそうです。また、日本財団HUMAIプログラムのメンバーとしても活動しており、日本の小学校の健康診断の変遷についてAIを活用しながら研究を行っているとのことでした。

スイスでバイオリンを学ぶ大岩宝新さんは、楽器中心の生活では視野が狭くなりがちだと感じたことから、「知識を広げ、音楽表現の幅を深めたい」と、音楽大学ではなくZEN大学を選んだ理由を説明。歴史、心理学、社会学、文化人類学、AI活用など、多様な学びを通して感性を磨き、研究と実践を経てより豊かなクラシック音楽の演奏を目指す活動計画を紹介しました。

スイスで音楽留学をしながらZEN大学でも学ぶ大岩宝新さん


サービス開発やスポーツに挑む

このほか、サービス開発に挑んだり、スポーツ選手として活躍する学生もいます。

仲宗根幹太さんは、実験機器に接続するだけで安全かつ高速にデータを転送できる「転送デバイス」の開発に取り組んでいます。現在主流となっている、共有PCや外部メモリを経由したデータ転送のセキュリティリスクを解消し、効率化と安全性の両立を図るのが狙いです。

eスポーツ選手のAmateruさんは大会での成果を紹介し、競技で得られた成長を学業にも還元しながら両立を図りたいという展望を語りました。

また、マルチウォーターアスリートとして国内外のマリンスポーツ大会に出場する福田カポノ瑳介さんは、奨学金のおかげで国際大会への出場機会が増え、これまでは遠征費のために削っていた練習時間を確保できたことで好成績に繋がったと嬉しい報告をしてくれました。

SUPサーフィンの世界選手権で好成績を収めた福田カポノ瑳介さん


日本財団からの総評と応援メッセージ

全員の発表後には、日本財団の3名から総評をいただきました。

■溝谷美音氏

「国内外やリアル・オンライン問わずさまざまなフィールドで、すでにハイレベルな領域で活躍されている方からこれから実績を作っていく方まで多様な活動があることに、特待奨学金ならではの魅力を感じました。皆さんの発表に刺激を受けて、これから挑戦する方が増えたらいいなと思います」


■青柳由里子氏

「通信制の強みを活かし、現場での学びを社会と結びつけていることが印象的でした。今後も現場で得た問いを磨いて、学びを社会に還元していってほしいです。奨学金が皆さんの挑戦の推進力となることを願っています」


■梅村岳大氏

「自己成長やプロジェクトの達成だけでなく、それを社会にどう返すかという視座が見えて心強く感じました。特待生はZEN大学を代表する立場でもあります。日本財団としては応援にとどまらず、未来をつくる若者への投資と捉えています。研究や実績を積み上げている最中の方は、自分のテーマが社会にどう貢献できるかをより具体化してほしい。後半の進化に期待しています」


どの発表も2分では語り尽くせないほど内容が濃く、奨学金制度が学生の挑戦の後押しになっていることが伝わってきました。お互いの発表や日本財団からのフィードバックを通じて、新たな気づきや刺激を得た学生も多いはずです。これからも、ZEN大学の奨学生としてのびのびと挑戦を続けながら、活躍する姿を見せてほしいと思います。



なお、ZEN大学では2026年4月15日(水)まで、2026年度の特待奨学生を募集しています。採用された方には、年間原則50万円 (例外的に100万円)を給付します(返済不要)。 詳しい内容、および応募方法は以下をご覧下さい。


ZEN大学 特待奨学生支援制度 ▶ https://zen.ac.jp/tuition#scholarship01/


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