日本財団とドワンゴが包括提携を発表


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2023年6月1日(木)、公益財団法人日本財団(以下、日本財団)と株式会社ドワンゴ(以下、ドワンゴ)は都内で記者発表を行い、包括提携のもと新しいオンラインの大学を設立することを発表しました。

子どもを取り巻く環境への支援実績を多く持つ日本財団と、日本最大級の生徒数を誇るN高等学校などへオンライン学習の多彩なコンテンツを提供し続けているドワンゴが連携することにより、現在の日本における教育の課題を解決するための新しい教育システムを構築できると考え提携に至りました。新大学の設立を通して、経済力や地域の事情などさまざまな理由によって子どもたちが直面する教育格差の解消を目指します。大学名は「ZEN大学」(仮称)(設置構想中)とし、2023年10月に設置認可申請、2025年4月開学を予定。授業料は1年間で38万円と安価ながら、質の高い教育を多くの学生に届ける大学となる構想です。

(※発表順)
 

「人づくりこそ国の将来を決める」という信念のもと意気投合

日本財団会長 笹川陽平氏

すでにオンライン教育を実現しているドワンゴと「人づくりこそ国の将来を決める」という信念のもと意気投合し、高校の先にある大学を作ります。ITやAIなどこれからの重要分野に強いドワンゴの知見と、世界的な大学ネットワークを持ち、子ども支援や災害ボランティアなどの社会体験を重ねてきた日本財団の経験を生かし、準備を進めていきます。



投資の格差や人口流出の課題解決にオンライン大学が寄与

株式会社ドワンゴ 取締役・学校法人角川ドワンゴ学園 理事長 山中伸一

日本の大学進学率は60%を超えていますが、地域ごとに見ると30%以上の格差が存在しています。また、所得の高い層が最も多く、学費の負担が少ない国公立大学へ最も多く進学していることから、教育に対する投資の差を推察します。大学進学に伴う人口流出を課題とする地域もたくさんあり、これらの課題解決にオンライン大学が寄与できればと考えています。



進学を諦めることなく、格差を克服できる可能性を秘める

株式会社ドワンゴ 顧問・学校法人角川ドワンゴ学園 理事 川上量生

9年目を迎えるN高等学校の実績の中で、オンラインの特長をどこよりも理解している自負があります。安価で質の高い授業を受けられ、好きな場所で好きな時間に自分のペースで学ぶことができるオンライン大学なら、学費・地域・時間・定員などの制約を理由に進学を諦めることなく、格差を克服できる可能性を秘めています。



家庭環境や障害の有無、性別や地域に関わらず安価に教育を受けられる

日本財団常務理事 笹川順平氏

教育格差の原因に「家庭の経済力」が挙がり、少子化対策に「教育無償化」が求められていることから教育費の問題が浮き彫りになっています。ZEN大学(仮称)(設置構想中)では個性を尊重し、家庭環境や障害の有無、性別や地域に関わらず安価に教育を受けられます。就業体験等、国内外においてリアルで実践的な学びの機会を提供していく予定です。




※ 「資料請求フォームより、ZEN大学のパンフレットを無料でお届けします。

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