ZEN大学では、2025年11月10日から15日までの6日間、オーストラリアフィールド研修を行いました。参加した学生は、再生可能エネルギープラントの視察や現地のフリンダース大学でのグループディスカッションなどを通じて地球規模で抱えている課題の実態を知り、その解決に向けた取り組みを実体験することで自らがどう行動していくべきかを考えました。
今回は、研修に参加した横瀬さんのレポートをご紹介します。
サスティナブルな電力のあり方への関心と、英語を使う環境を求めて
私が研修に参加した理由は2つあります。ひとつ目はZEN大学で生成AIについて学んでいる中で、LLMの学習および利用に大きな電力コストを要しており、今後さらに増大する見込みであることを知りました。そこでサスティナブルな電力のあり方に関心を持つに至りました。
2つ目は海外渡航の経験がなく、これまで英語を学んできても実践的な学びや「体得した」という感覚を持ててこなかったため、自然に英語を聞き・話す環境に身を置いてみたいとの想いを持ちました。今回のプログラムがこの2つの興味・関心に合致したことで応募しました。
英語での対話は「何とかなる」という感覚を得ることができた
事前に再生可能エネルギー関連の単語について下調べをしたうえで視察や研修に臨みましたが、これまで学んできた英語とは比較にならない情報量やスピードの英語を聞き取り、理解し、リアクションするということの難しさを強く感じました。これに対しては、一言一句にとらわれず、全体の意味をある程度掴むことに意識を向け、あとは文脈から類推することで対応しました。それでもなお難しい際は、相手にためらわずに質問をしたり、スマートフォンの翻訳アプリ等を活用しました。これによって「何とかなる」という感覚を得ることができたのが大きな学びでした。
オーストラリアの都市デザインや現地学生の意識を目の当たりに
再生可能エネルギーに関して、オーストラリアが特に適した環境にあることを身をもって学ぶことができました。再生可能エネルギーの関連企業であるVena Energyの太陽光発電施設の視察やオフィスで伺った話はもちろん、アデレードからブリスベンへの国内移動のフライトの中で広大な土地やコンパクトで集約的な都市デザインを実際に目にすることで、日本では再現しにくい地理的な制約についても知ることができました。
一方、フリンダース大学の学生との交流を通じて、再生可能エネルギーに対する意識の高さ、特に現在のリビングコストが高くなってもなお再生可能エネルギーを支持するという考えが顕著に高かったことなど、未来に向けた意識の点では日本も大いに見習うべき部分があることに気付くことができました。
「ZEN大学すずかんゼミ」の研究や具体的なアクションにつなげたい
再生可能エネルギーに対する意識の高さ、特に現在のリビングコストが高くなってもなお再生可能エネルギーを支持するという考え方が日本にも根付いていくよう、これからは今回の私自身の学び・気付きをできるだけ大きく発信していくことに努めたいと思っています。具体的には、「ZEN大学すずかんゼミ」で取り組む研究テーマに設定したり、勤務先が実施するサスティナビリティの取り組みに参画するなどして、学びを知識の修得にとどめず、周囲を巻き込んだり、具体的なアクションにつなげていけるよう引き続き再生可能エネルギーに関する知見を深め・考え続けていきたいと思います。







