ZEN大学で使われている学習システム「ZEN Study」において、学生たちがプログラミングの成果物を競う「ZEN Study 動くWebアプリコンテスト 2025冬」が開催されました。審査員は、ZEN大学の折原ダビデ竜 講師、津野貴大 客員講師、佐藤弘崇 客員講師、そして株式会社ドワンゴの戀塚昭彦氏の4名です。2026年2月17日には、受賞作品の結果発表会が生放送で配信されました。
本レポートでは「ZEN大学部門」の受賞者と作品を紹介します。ZEN大学部門には12作品の応募があり、そのうち4作品が優秀賞、1作品が最優秀賞に選ばれました。
最優秀賞:BrainGarden/おこめさん

最優秀賞に輝いたのは、おこめさんが制作した“知識を育てる脳トレタイピングゲーム”「BrainGarden」です。プログラミング用語や動物の名前などを、タイピングしながら覚えられるゲームで、表示された単語をそのまま打ち込む従来のタイピングゲームとは異なり、スペルと意味を覚えてから入力する仕組みが特徴です。記憶に定着しやすい点が高く評価されました。
優秀賞:学習状況チェックシステム(ZEN大学用)/riraさん

ZEN大学の全科目の履修状況を把握できる実用的なアプリケーションです。履修済み科目や卒業要件に必要な未履修科目が一目でわかるようになっています。多様なカリキュラムを見やすく整理している点や、膨大なデータを登録した努力が評価されました。
また、「絶対に押さないで」ボタンなど、遊び心のある仕掛けが用意されている点も好評でした。
優秀賞:LMVersus-U/Victoer A.B./V.V.さん

AIに使用される大規模言語モデル(LLM)とクイズバトルができるアプリケーションです。科学、数学、工学、法学、歴史など幅広い分野からの問題に回答し、正解率を競います。
実際に挑戦した審査員の佐藤客員講師は、「AIにハンディキャップを用意し、ぎりぎりバトルが成立するバランスを保てるよう工夫されている」と感心していました。
優秀賞:StudySync/ぬこさん

講義ノート・問題集・単語帳の3機能を備えた復習用アプリケーションです。講義でとったノートや自作の問題集を他のユーザーと共有できる仕組みが特徴です。
オンラインで学ぶだけでなく、Webアプリケーションで復習まで完結できる点にZEN大学らしさがあり、日々の学びと制作が融合している点が評価されました。折原講師は「友達と一緒に理解を深め合う用途に使ってほしい」と期待を寄せました。
優秀賞:ChemReguCheck/ねくころさん

化学物質の法規制を調べられるアプリケーションです。物質名を入力すると、巨大なデータベースから該当物質の規制状況を検索し、結果を表示します。検索中には「構造式を解析中…」などの進捗表示があり、細かな工夫が凝らされています。
外部のAPI(アプリケーション同士がデータをやり取りする仕組み)を利用せず、検索のたびにJavaアプリケーション(Javaというプログラミング言語で動くアプリケーション)を立ち上げる仕組みを実装している点が高く評価されました。
また、惜しくも受賞を逃した作品の中から、視聴者特別賞を投票で決める時間も設けられました。視聴者特別賞には、はるまきさんの「Safe-Meal」が選ばれました。
津野講師は総評として「これから新しいアイデアやシステムを作っていくのは皆さん。このコンテストを足がかりにエンジニアになって日本や世界を変えていってほしい」と語りました。「ZEN Study 動くWebアプリコンテスト」は2026年度のコンテスト開催も決定しています。プログラミングを学ぶ学生の皆さんは、ぜひ挑戦してみてください。


